職員紹介

園長 佐藤妙子

子どもたちが
自分らしくいられる場所づくり

栄養士から保育士、そして園長へ

2024年4月に前園長の大里が理事長となり、私が6代目の園長に就任しました。50年続く保育園の園長としての役割は大変ですが、長く勤めている職員が多く、前園長が理事長としてサポートしてくれるため、安心して仕事に取り組むことができます。

あかね保育園には2000年に他園での勤務を経て栄養士として入園し、24年間、子どもたちを食事の面からサポートしてきました。
2015年には栄養士として勤めながら保育士の資格を取得しました。当時はまだ小さな2人の子どもたちを育てながら仕事を続けつつ、保育士資格取得のための勉強という慌ただしい毎日でしたが、同じく子育てをしながら働く同僚や家族のサポートのおかげで目標を達成することができました。
あかね保育園は1976年に0,1,2歳児の保育園として保護者や地域の方たちと立ち上げた歴史があります。自主運営ならではの助け合いの精神が職員に根付いており、今日まで受け継がれています。この雰囲気が働きやすい環境を築いています。

職員同士は年齢問わず愛称で呼び合っていますし、子どもたちも職員を「先生」とは呼びません。共に過ごす時間や場所を大切にし、生きる中で大切なことを共有する仲間だという意識で日々を過ごしています。

 

あかね保育園 園長 佐藤妙子

新しい園舎で進む
あかね保育園らしい保育環境づくり

コロナ禍を経て、社会は急速に変化しています。以前は待機児童の問題が話題になっていましたが、今では各家庭が重視するポイントや保育方針に合わせて選択肢が広がりました。あかね保育園では、ITを柔軟に活用しつつも、保育方針は変わらず、子どもたちとの関わりを大切にしています。子どもたちが自分らしくあり続けられるよう、意志を尊重し、他人との関係を大切にすることを重視しています。保護者を含め誰もが安心して子どもを預けられる場所であることを大切にし、その想いを新しい園舎にも込めました。

人と人との距離が縮まり、新しい園舎が活気づいてきました。空が大きく見える窓、明るく開放的な室内、周辺に多くの公園があり、季節を感じる散歩に最適な環境です。特に調理室の前に0,1歳児クラスの食堂があるのは、栄養士と設計士が協力して実現した特徴の一つです。
栄養士が顔をあげれば子どもたちの表情を見れたり、離乳食を食べる様子が見渡せる環境ができました。
そのほかにもコロナ禍で遅れていた計画も少しずつ進行し、子どもたちも職員も新しい園舎を楽しんでいます。

 

あかね保育園 園長 佐藤妙子

園内だけでなく広く
地域にひらいた安心できる場所へ

新園舎と旧園舎にはそれぞれ三鷹市公認の「親子ひろば」を開所しました。主に乳幼児を持つ地域の子育て家庭を支援するための場所で、子どもや保護者同士でご利用いただけます。子育ての知識や経験のある職員が常駐していますので、安心してお立ち寄りいただき、遊んだりおしゃべりしたり、相談していただける場所になっています。
あかね保育園の雰囲気も感じていただけるようになっており、実際にひろばを利用してから入園するお子さんも増えるなど、地域に開かれた場所に成長していることを嬉しく思っています。

今後はさらに一歩進んで、さまざまな理由で子育てに困難感を抱えている方たちにもひろばの活動を届ける方法を検討し、子どもたち、保護者、職員に加えて地域の方々にとってあかね保育園が安心して過ごせる場所であるように支え合いながら、私たちらしい活動を広げていきたいと考えています。

*2024年3月取材

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