職員紹介

副主任 千葉弥生

子どもたちからパワーをもらって
自分自身も成長できます

子どもの存在を丸ごと受け入れるアットホームな雰囲気

私は短大を卒業後すぐにあかね保育園で保育士として働き始め、今年で34年目になります。面接のときに、当時の園長から「子どもには一人ひとりに個性があって、長所や短所を全部ひっくるめてその人だよね」というお話を伺いました。年齢や能力ではなく子どもの存在を丸ごと受け入れる姿勢が伝わってきて、こういう園で働けたらいいなと思いました。

私は今、フロアリーダー(2019年9月取材時)という立場ですが、職員同士は年齢に関わらずフラットな関係です。私自身、新卒で働きはじめたときは失敗も多かったですが、先輩からは「失敗した数だけやり方って増えていくでしょ。だから失敗は悪くないのよ」と、大きな安心の中で育ててもらいました。だから、自分も後輩たちになるべく大きな心で接したいと思っています。職員同士もふだんの会話を大切にして、お互いを知り、思い合っていけたらと考えています。
 

あかね保育園 副主任 千葉弥生

3人の子どもを育てながら働き続ける

私は25歳で結婚して、3人の子どもを育てながら、あかね保育園で働き続けてきました。子どもたちは今、28、25、20歳です。あかね保育園は、設立メンバーの方々も子育てをしながら保育園をつくってきたということもあり、子育て中の職員へのバックアップが手厚いのです。今でこそ、子育てをしながら働く制度が社会的に整いつつありますが、当時はまだまだといった状況でしたから、恵まれていたと感謝しています。

子どもの具合が悪い時にお休みをいただいたり、子どものお迎えを同僚が引き受けてくれたり、まるで親戚のように助けてもらいました。私の子どもが入院した時に、当時の園長がお味噌汁とご飯を入院先の病院に持ってきてくれたこともありましたね。私は実家が岩手県と遠方で、夫の母も働いていて、おじいちゃんおばあちゃんに協力をお願いするのが難しかったので、本当に助かりました。
また、逆に私が友達の子どもを預かることもあったので、助けられたり、助けたりという関係を築けたことは私だけでなく子ども自身もたくさんのことを学ぶことが出来たと思っています。人が人の中で生きていくとき、”お互いさま”という関係が昔からあったと思います。子育てを通し実感できました。

あかね保育園の職員の理解をはじめ、保護者の方々からも子育てのいろいろことを教えていただきました。あとはわが子から教えられることも多かったですね。私が働くことについて、子どもたちに我慢させた面もあると思いますけれど「お母さんは帰りが遅くなったりもするけど、楽しそうだな」って感じてくれていたと思うし、私の仕事への思いが子どもたちに伝わっていればいいなと思います。
 

子どもも大人も安心して、ホッとできるように

私があかね保育園で心がけているのは、通ってくる子どもたちが自分の家だと思えるくらい、安心して過ごせる場をつくること。子どもだけでなく、保護者の方も、子育てしながら毎日都心まで通勤したり、いろいろと大変だと思います。私自身がそうだったのですが、保育園に我が子を迎えにいくとほっとするんですよね。だから園にお迎えにきた保護者の方にも、ちょっとほっとしてもらえるといいなと思っています。

子どもは、日々成長するので、毎日違うんです。子どもたちが笑っても泣いても怒っても、私自身は常にパワーをもらっています。もちろん責任も大きいのですが、生きていることを感じる瞬間に立ち会っていることを感じる毎日です。

*2019年9月取材

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